今話題の低騒音、低公害ヘリコプターを作ってみる
RCFan誌公開分
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換装部品及びベースモデル
   JR社   エルゴ30(ロングテール仕様)        1台
   同社   10Tピニオンクラッチベル             1台
   同社   OS46用エンジンマウント           1個
  OS社   FS−52Sエンジン                 1台
   同社   52S用フレキシブルパイプ          1本
  ハットリ社 30−HTSチューンドマフラー         1台
  双葉社   サーボホーン (大)              1個
  NASA   バリアント−15                 4g
  鍔付きベアリング 3×6×3                 2個
  リンケージロッド他
改造ヘリコプター諸元
  メ イ ンローター径          1,237mm
  テールローター径             233mm
  ギヤーレシオ             8.8:1:5.7
  全備重量                   3,280g  
  全高、全長、その他はJR社エルゴに準ずる
 
フライト準備が整いいよいよエンジンスタートとなる筈でしたが最後の課題をクリアーするには燃料を選定する必要があります。そこで昨年末に発売されたNASAバリアントシリーズの中からニトロ15%を含んだバリアント15でテストフライトをする事にしました。
この燃料は潤滑油の含有割合が8%なので排気煙も少なくエンジンの調子さえ良ければ今回のテーマには打ってつけと考えました。
ようやくエンジンを始動して粗方のニードル調整を済ませ飛行調整の為ホバリングをしてみた所まさに「素晴らしい」の一言に尽きる感をうけました。サウンドは4サイクルエンジン独特の音にサイレンサーの消音効果と相まって静かで排煙は殆ど見えませんでした・
以前の2サイクルエンジンヘリよりも更に「すわり」も良くなった感じがします・一番気がかりであったオーバーヒートについてもマフラーの温度に対してシリンダーヘッドの方が遥かに低くこれではまるでオーバークーリングの心配の感さえ見受けられます。皆さんも広い世界中でただ一機のオリジナルヘリに挑戦されてみては?
今回の改造に使用した部品類とヘリコプターの諸元を列記しておきます。
いざ飛行場へ

さて、ピニオンも交換し、ギヤーのバックラッシュの調整もできた所でマフラーを装着しますが、ここで結論から申せば各種のマフラーをテストした結果ハットリ社の30−HTSチューンドサイレンサーをOS社製の52S用120フレキシブルパイプを介して使用する事で騒音問題に関してはクリアーできました。
次にスロットルのリンケージですが長いリンケージロッドが無かったので2.3mm径のテールコントロールロッドの古い物を切って写真の様に角度を付けてホーン側をクランク加工して使用しました。このサーボホーンは双葉社の大型サーボホーンの中心に6mm径の貫通穴を開けて両側から外径6mm内径3mmの鍔付きベアリングでサンドイッチにし、3mmビスで固定しました。

完成したエンジンをフレームに仮組みし、各ギヤー間のバックラッシュとエンジンからクラッチへのセンター出しをしてから排気管の取り付け位置をフレームにマーキングしてエンジンを一度取り外した後、排気管用の穴を開けます。手元に大径のドリルが無い場合はできるだけ大きな下穴を開け丸ヤスリ叉はリーマー等でエキゾーストパイプがフレーム等に接触しないように広げます。この後ロアーアングルの強度が気になりますができればホームセンター等で3mm厚のアルミのアングル(¥500位)を加工して補強して下さい。

それでは先ずエンジンから加工して行きます。取りはずしたエンジンからクラッチシューとファンシャフトを取りはずし52Sに付け替えます仮組み)クランクロックナットを仮締めし、クランクシャフトがナットの先から突出している寸法をノギスのデプスゲージ等で測ってから仮組みを分解し、サンダー等でクランクシャフトの先ほど測った寸法(約7mm)をカットします。この時ナットはクランクシャフトのネジの奥まで入れておきカットしてねじ山を修正した後で取るとねじ山のバリ等も綺麗に取れます。それでも尚ネジが固い場合は鑢等で軽く回る様に修正して下さい。これが完了すればファンシャフトとクラッチシューをロックタイトを使ってしっかりと本組みし、エンジンマウントも組み付けます。
エルゴ30にOS社のFS−52Sエンジンを搭載するに当たり現在の機体にはOS−46FXを載せていたのでこのエンジンマウントを加工せずにそのまま流用する事ができました。次に4ストロークエンジンの特性を活かす為にギヤー比を変更しますがこれについてはJR社より純正部品として10Tピニオンギヤーを取り付けたクラッチベルAssyが販売されておりこれに交換します。当初のクラッチベルとピニオンを分解することはできません。現在のものがK&S社製品ですとピニオンギヤーのみを交換できます。叉、お金に余裕のある方はK&S社のインラインクラッチシュー等お使いになると尚一層の耐久性が得られます。次に右側ロアーフレームにエキゾーストパイプ用の開口を開けそこからコウホウニエキゾーストパイプを取り出します。大まかにはこのように簡単な改造です。
改造編
先般来より話題の低騒音ヘリに低オイル燃料を使用して低公害仕様RCヘリコプターを実際に製作してそのレポートを皆様にお届け致します。何分慢性金欠病の個人がする事ですので多少の見栄えの悪さ等はご容赦願います。尚、今回使用する機種はJR社のエルゴ30をベースにしてOS社の4ストロークエンジンFS52サーバスを搭載し、NASAバリアントシリーズよりニトロ15%の低オイル燃料を使って低騒音クリーン排気を試みる事にしました。