*最後のページに91エンジンへの換装調整とUSAコックスエンジンに付いての
  検証報告もあります。
次のページでは低オイル燃料の使用方法が掲載されています。
RC Fan−Vol8掲載

近年特にクローズアップされてきた低公害燃料として低オイル燃料としての様々な利点及び悪点を挙げて今後の皆様の対処法の参考になればと思います。
今回燃料メーカーのテストパイロットとして試験をさせて頂ける事になりました。その結果も踏まえて皆さんにお伝え致します。
私は現在この低オイル燃料のヘリコプターによるエンジンの耐久試験を毎日しております。ここで何故ヘリコプターなのかと申しますと、低速回転から高荷重高速回転迄あらゆる試験ができ、尚且つ来年度より本格化するFAI規定による10%未満の低オイル燃料の使用が義務付けられた事に対処する為のものです。最近の情報誌では推奨する為のメリットばかりが報ぜられている様に見受けられますが、果たして其の通りなのでしょうか?ここからは私個人の偏見で実際の状況をお話したいと思います。
先ずメリットとして
@汚れが少ない(全くその通りです。)
Aレスポンスが良くなった(通常の燃料でも調整次第です。)
B環境保護に貢献(全くその通りです。通常の燃料よりもかなり改善されます。)
以上がメリットとして挙げられこれに付随して機体の汚れが少なくなる等の利点があります。
それではデメリットとしてはどうでしょう。
低オイル燃料ではその性質上従来の燃料とはかなり違った性質を持っています。先ず比重が軽く粘度が低い、これは一言で申せばマフラープレッシャーを利用している場合そのプレッシャーを受けやすく流れやすい、従ってニードルバルブ等の調整が絞り気味になり易い、これが過ぎると
@オーバーヒートひどいと焼き付きを起こす。
A全般に絞り気味という事は燃料の通り道が狭い、故に今までは通過していたゴミ等が詰まり易い(これもオーバーヒートの原因)
B排気煙が見えない(今まで排気の具合で判断していた方の判断材料が無くなる。)
C現在の感覚では調整が難しい等々簡単にはこの様なものです。
オーバーヒートを経験された方にはわかり易いと思いますが、低オイル燃料でオーバーヒートをさせると焼き付く迄の時間が非常に早く、概ね3秒の命と理解して下さい。
更に偏見を言えば低オイル10%と言ってもそれが重量比なのかはたまた容積比なのか、そのオイルの種類は?と、不思議な事ばかりです。
ここでこのオイルの必要性を考えてみますと、ただ潤滑油としての目的以外に防錆、冷却等を兼ね備えたものも含めてそれらを単にオイルと総称しています。そのオイルについても燃料メーカー各社の門外不出の企業秘密であり、我々一般人には知る由も無いのが現状です。
例えば今天ぷらを揚げたとします。それには様々な各社から実に様々な種類の食用油が販売されています。その商品にはコーン油、胡麻油等々の品質表示がなされています。
消費者はこの表示を見て用途に応じた商品を買い求めるのです。更に天ぷら油としては別途規格があり、発火点等が定められています。然しどの油を燃やしても発生する煙が同じではありません。又同じ植物油であっても種類によっては似つきもしない油があります。例えば胡麻油等を食用にしてもひまし油を食用にはしません、昔はひまし油は下剤として利用されていました。
この様に様々な油の種類があり、それについての品質表示があります。それらに比べて模型燃料業界の何とお粗末な事、どのメーカーの表示にもあるのはニトロの配合割合のみ、「ニトロが多いと値段が高い」ただこれだけの事でしかありません。
今後低ニトロ低オイル燃料が出回ってくれば非常に燃料代の節約に繋がると思うのは早計でしょうか?そもそもグロー燃料とはメタノールに潤滑油とニトロを混合した物ですが其の中でも入手が困難で高価なものがニトロです。次に高価なのが潤滑油ですがこれらの燃料からニトロと潤滑油を少なくすれば当然燃料が安価になる=ランニングコストが下がり多く遊べるし、練習も沢山出来る。この様な理屈が成り立つのではないでしょうか。
近況によりますとエンジンメーカーと燃料メーカーの低オイル燃料についての話し合いが持たれ、エンジンメーカー側は15%以下にしない様にとの希望があり、燃料メーカー側からは10%以下でも使用可能との意見も出された様に聞き及びました。
実際の所は各燃料メーカーも作るのは可能ですが果たして性能や継続使用した場合のエンジンの耐久性等には些かの疑問を持っているのも事実です。
人づてに聞いた所によりますと最近販売を開始した某燃料メーカーが発売後間もなく再考の必要ありとの理由で販売を中止したそうです。これが事実とすればトンでもない話で製品販売の利益追求のみに走った結果であろうと思われます。
そこで思慮深い皆様は周囲の「うまい話」ばかりに踊らされないで、じっくりとご自身のRCライフに最適な燃料を見つけ出される様に願います。さてこのオイルですが市販されている自動車用エンジンオイルの様にISO国際規格とまではしなくてもJIS規格のように粘度指数或いは油性(オイリネス)、温度による性状の変化等を表示してみては如何かと思います。
以上が私の偏見に満ちた燃料メーカー殿への意見と希望です。
低オイル燃料について  U
低オイル燃料について  T
さて、本文のバリアントですが開発当初の試作段階では潤滑油の容積比を7%に設定してテストフライトを続けておりましたが、それでは何故現在の8%になったのかと申しますと篠永化成のご担当者の方が1%の保険を掛けられた結果により現在の8%低オイル燃料が誕生した次第です。
この燃料の特徴として少しの赤みを帯びたように見えますがこれは燃料に顔料、着色料、発色剤等を混入したものでは無くこの色は潤滑油成分のオイルの色です。
このうす赤い性状のオイルが今回の低オイル燃料の源でしょうか?あまり詳しい分けではありませんがこのオイルは同社から以前より流通しているNASA,F−2及びNシリーズで好評を得ているクロッツオイルを使用しているからです。クロッツオイルを使用する事によりタンク内の燃料の残量確認が容易になり、他の燃料との識別も出来るようになりました。
因みに私共が使用している燃料の殆どがバリアント−15で、数字の15はニトロの容積比を表します。
以上の簡単な説明文ですが次ページ以降で公表記事を掲載してあります。
2.26日よりNASAさんと相互リンクを始めました。リンクボタンによりリンクのページに進みます
このぺージでは篠永化成(株)NASAの新製品低オイル燃料バリアントシリーズについて専門誌上で公表されていない部分を解り易く解説しています。
低オイル燃料として現在国内で3・4社から市場に流通しておりますが特に今回のバリアントにつきましては開発以前から関って参りましたのでそのプロセス中での検証及びテストフライト等についての結果を公表したものです。
ここで最近になって公の機関で低オイル燃料についての定義(公的見解)が公表され燃料中の容積比で10%以下の物を低オイル燃料として認定するそうです。(詳細はラジコン技術ホームページで掲載されています)
それでは元に戻って先の低オイル検証記事ですがその詳細内容をRCFan(2001.1月発売Vol−8)において掲載公表した所、読者諸氏のあまりもの関心の高さに驚愕致しました。更に続編として実際の使用状況及び調整方法について簡単に理解して頂く為にニードルバルブ、アイドルアジャストの調整値を一覧表にし、そのときの飛行状態と排気の状態をカラー写真にて掲載公表してあります。(RCFan誌Vol−11)
上記の掲載によりその詳細等を多くの読者諸氏に問われましたが、お近くの方には私共の飛行場迄お越し頂いて状況を御覧頂いております。
然しながら掲載記事の内容に記述がしてあるにも拘わらすずお問い合わせがあまりにも多いのはどうしてでしょうか?私自身は営業目的で記事を公表していません。
皆様のご質問お問い合わせには出来うる限りお答えさせて頂きますが職務時間中と記事文中に記載されているものは「どうぞご勘弁ください」。